田辺・弁慶映画祭 上映作品


『夜、逃げる』
上映時間:11/11(土)14:40- (62分)
 

加奈子は舞台に立つためチケットノルマを払い、深夜の漫画喫茶でアルバイトに勤しむ、売れない女優。今までの人生、一度も注目を浴びたこともなく、学校のスクールカーストでは上位でも下位でもなく、家族は当たり前に仲が良くて悲劇なんて無縁だし、男も皆無。平凡に生き抜いてきてしまった。「何か」になりたかった。誰かに憧れられる何か。だから演劇をやっている。 こんなはずじゃなかったのに、わたしは何のために演劇をやっているのだろう。
そんな腐った思いを抱える加奈子の元へ、高校の同級生であり、自分の彼氏を横取りしたあの女、萌乃がバイト先に現れる。萌乃は元彼氏のことがいまだに忘れられない。だが、その男は、萌乃の前の彼女とよりを戻したらしい。そのため萌乃は《嫌がらせ》と称して、加奈子に協力を頼む。 しかし加奈子はそれを断る。 実は、加奈子は過去に、萌乃に彼氏を横取りされたことがあるのだ。
誰かの何かになってみたいふたりの、過去も現状もぶっ飛ばす、「究極の嫌がらせ」がはじまる― ―――。「どうにかなっちゃいたい」わたしと、あの子の、お話。

キャスト 菅原佳子、瀧内公美、松澤匠、山田ジェームス武、後藤ユウミ、林浩太郎、日高ボブ美(□字ック)他
監督 山田 佳奈
上映会場/鑑賞券 小ホール/鑑賞券不要(無料)


監督
プロフィール
やまだ かな

1985年 神奈川県生まれ。レコード会社勤務を経て、2010年に劇団・□字ック設立。
現代社会におけるコミュニケ―ション欠如や年齢不相応な自我に葛藤する人間に対して関心を持ち、劇場空間において観客自身が自己への気付きや新たな視野を体得可能な作品を創作することをめざし活動を行う。舞台□字ック『荒川、神キラーチューン』では、演劇ポータルサイト「CoRich舞台芸術まつり!2014」でグランプリ、2014年度サンモールスタジオ最優秀団体賞受賞。初監督・脚本映画『夜、逃げる』でMOOSIC LAB 2016スペシャル・メンション賞受賞、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017・さぬき映画祭2017・あいち国際女性映画祭2017正式招待。昨今では舞台に限らず、映像やライブ構成など演劇のみならず活動の幅を拡げており、2018年1月には下北沢・本多劇場にて満を持しての□字ック本公演「滅びの国」を上演することが決定している。
予告編